社労士過去問 平成25年度 厚生年金保険法 第3問 問題と解説

平成25年度 厚生年金保険法 第3問 問題

厚生年金基金(以下「基金」という)及び企業年金連合会(以下「連合会」という)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか?

【A】基金の加入員又は加入員であった者の死亡に関して支給する遺族給付金の受給権者には、規約で定めるところにより、配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹のほか給付対象者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたその他の親族を含めることができる。また、遺族給付金の受給権者が死亡したときは、規約で定めるところにより、当該受給権者の次の順位の遺族に遺族給付金を支給することができる。

【B】基金は、政令で定めるところにより、連合会に申し出て、中途脱退者の当該基金の加入者であった期間に係る老齢年金給付の支給に関する義務を移転することができる。連合会は、当該基金における年金給付等積立金の額が最低積立基準額を著しく下回っている場合には、当該申出を拒絶することができる。

【C】基金が解散した場合、当該基金の残余財産は、規約の定めるところにより、解散した日において当該基金が年金たる給付の支給に関する義務を負っていた者及び事業主に分配しなければならない。

【D】基金の設立事業所が減少する場合において、当該減少に伴い他の設立事業所に係る掛金が増加することとなるときは、当該基金は当該増加する額に相当する額を、当該減少した設立事業所の事業主から掛金として一括徴収するものとするとする。一括徴収される掛金は当該事業主のみが負担し、加入員に負担させてはならない。

【E】基金に役員として理事及び監事を置く。理事の定数は偶数とし、その半数は設立事業所の事業主において選定した代議員において、他の半数は加入員において互選した代議員において、それぞれ互選する。当該基金を代表する理事長は、加入員において互選した代議員である理事の中から、理事が互選する。

 

 

 

平成25年度 厚生年金保険法 第3問 解説

【A】〇 正しい

【問】基金の加入員又は加入員であった者の死亡に関して支給する遺族給付金の受給権者には、規約で定めるところにより、配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹のほか給付対象者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたその他の親族を含めることができる。また、遺族給付金の受給権者が死亡したときは、規約で定めるところにより、当該受給権者の次の順位の遺族に遺族給付金を支給することができる。

【解説】
(基金令26条1項,2項及び基金令26条の2第2項
記述通りで正しいです。

 

【B】× 間違い

【問】基金は、政令で定めるところにより、連合会に申し出て、中途脱退者の当該基金の加入者であった期間に係る老齢年金給付の支給に関する義務を移転することができる。連合会は、当該基金における年金給付等積立金の額が最低積立基準額を著しく下回っている場合には、当該申出を拒絶することができる。

【解説】
(厚生年金保険法160条1項,2項
連合会は、問題文のように基金の申出に対して、拒絶することはできません。

 

【C】× 間違い

【問】基金が解散した場合、当該基金の残余財産は、規約の定めるところにより、解散した日において当該基金が年金たる給付の支給に関する義務を負っていた者及び事業主に分配しなければならない。

【解説】
(厚生年金保険法147条4項,5項
解散した基金の残余財産は、規約の定めるところにより、
その解散した日において当該基金の年金たる給付の支給に関する
義務を負っていた者に分配しなければなりませんが、当該残余財産を
事業主に引き渡してはいけません。

 

【D】× 間違い

【問】基金の設立事業所が減少する場合において、当該減少に伴い他の設立事業所に係る掛金が増加することとなるときは、当該基金は当該増加する額に相当する額を、当該減少した設立事業所の事業主から掛金として一括徴収するものとするとする。一括徴収される掛金は当該事業主のみが負担し、加入員に負担させてはならない。

【解説】
(厚生年金保険法138条5項及び同法139条3項
問題文にある減少した設立事業所の事業主から掛金として一括して
徴収できる額は、「増加する額に相当する額」ではなく、「増加する額に
相当する額として厚生労働省令で定める計算方法のうち規約で定めるものより
算定した額」となります。

また、当該一括徴収される掛金の負担は、事業主になりますが、
加入員は、政令で定める基準に従い規約で定めるところにより、
当該掛金の一部を負担する場合もあります。

 

【E】× 間違い

【問】基金に役員として理事及び監事を置く。理事の定数は偶数とし、その半数は設立事業所の事業主において選定した代議員において、他の半数は加入員において互選した代議員において、それぞれ互選する。当該基金を代表する理事長は、加入員において互選した代議員である理事の中から、理事が互選する。

【解説】
(厚生年金保険法119条1項~3項及び同法120条1項
基金を代表する理事長は、「加入員において互選した代議員である理事
のうちから、理事が互選する」ではなくて、「設立事業所の
事業主において選定した代議員である理事のうちから、理事が選挙する」
になります。

 

以上から、正解は【A】となります。

厚生年金基金からの出題でしたが、
この箇所は、よく勉強される方と、
さっとされる方に、別れる個所だけに

難しいと感じられる方とやさしかったと
感じられる方に別れるんじゃないかと思います。

わたし的には、基金の出題にしては、
いずれの肢も過去問の実績がありますから
正解して欲しい問題だとは思いました。

ご質問などございましたら、コメント欄にお願いします。

ランキングに参加しています。
クリックを、できたらお願いします m(._.)m
↓↓↓↓
にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ
にほんブログ村

平成25年(2013年)社労士試験 回答一覧

問題№ 科目 正解肢 難易度
˜問1 労働基準法 普通
問2 労働基準法
問3 労働基準法
問4 労働基準法 普通
問5 労働基準法
問6 労働基準法
問7 労働基準法 普通
問8 労働安全衛生法 普通
問9 労働安全衛生法
問10 労働安全衛生法
問1 労働災害補償法
問2 労働災害補償法 普通
問3 労働災害補償法 普通
問4 労働災害補償法
問5 労働災害補償法
問6 労働災害補償法
問7 労働災害補償法 普通
問8 労働保険徴収法 普通
問9 労働保険徴収法
問10 労働保険徴収法 やや難
問1 雇用保険法
問2 雇用保険法 普通
問3 雇用保険法 普通
問4 雇用保険法
問5 雇用保険法
問6 雇用保険法 普通
問7 雇用保険法
問8 労働保険徴収法
問9 労働保険徴収法 やや難
問10 労働保険徴収法 普通
問1 労働保険に関する一般常識 普通
問2 労働保険に関する一般常識 普通
問3 労働保険に関する一般常識
問4 労働保険に関する一般常識
問5 労働保険に関する一般常識
問6 社会保険に関する一般常識
問7 社会保険に関する一般常識
問8 社会保険に関する一般常識 普通
問9 社会保険に関する一般常識 普通
問10 社会保険に関する一般常識 普通
問1 健康保険法 普通
問2 健康保険法 やや難
問3 健康保険法 普通
問4 健康保険法 やや難
問5 健康保険法 普通
問6 健康保険法 やや難
問7 健康保険法 やや難
問8 健康保険法 普通
問9 健康保険法
問10 健康保険法 普通
問1 厚生年金保険法
問2 厚生年金保険法 普通
問3 厚生年金保険法 普通
問4 厚生年金保険法 やや難
問5 厚生年金保険法
問6 厚生年金保険法
問7 厚生年金保険法
問8 厚生年金保険法 普通
問9 厚生年金保険法 普通
問10 厚生年金保険法
問1 国民年金法
問2 国民年金法
問3 国民年金法 普通
問4 国民年金法
問5 国民年金法
問6 国民年金法
問7 国民年金法
問8 国民年金法 やや難
問9 国民年金法 やや難
問10 国民年金法

詳細は画像をクリック (広告)

コメントを残す