社労士過去問 平成25年度 厚生年金保険法 第7問 問題と解説

平成25年度 厚生年金保険法 第7問 問題

厚生年金保険法に関する次の記述のうち、法令に照らして正しいものはどれか?

【A】被保険者及び被保険者を使用する事業主は、それぞれ厚生年金保険料の半額を負担するが、事業主は自ら負担すべき保険料額の負担の割合を増加することができる。

【B】厚生労働大臣は、納入の告知をした保険料額が当該納付義務者が納付するべき保険料額を超えていることを知ったとき、又は納付した保険料額が当該納付義務者が納付すべき保険料額を超えていることを知ったときは、その超えている部分に関する納入の告知又は納付を、その納入の告知又は納付の日の翌日から1年以内の期日に納付されるべき保険料について納期を繰り上げてしたものとみなすことができる。

【C】厚生労働大臣は、厚生年金保険法第83条第2項の規定によって、納期を繰り上げて納付をしたものとみなすときは、事前にその旨を当該納付義務者に通知し同意を得なければならない。

【D】厚生労働大臣は、納付義務者から、預金又は貯金の払出しとその払い出した金銭による保険料の納付をその預金口座又は貯金口座のある金融機関に委託して行うことを希望する旨の申出があった場合には、その納付が確実と認められ、かつ、その申出を承認することが保険料の徴収上有利と認められるときに限り、その申出を承認することができる。

【E】事業主は、被保険者に対して通貨を持って報酬を支払う場合においては、厚生労働大臣に申出を行い、その承認を得て、被保険者の負担すべき前月の標準報酬月額に係る保険料(被保険者がその事業所又は船舶に使用されなくなった場合においては、前月及びその月の標準報酬月額に係る保険料)を報酬から控除することができる。

 

 

 

平成25年度 厚生年金保険法 第7問 解説

【A】× 間違い

【問】被保険者及び被保険者を使用する事業主は、それぞれ厚生年金保険料の半額を負担するが、事業主は自ら負担すべき保険料額の負担の割合を増加することができる。

【解説】
(厚生年金保険法82条
保険料の負担に関しては、特別規定がないため、問題文のように
事業主の負担割合を増やすことはできないとされています。

なお、基金の掛金や健康保険組合が保険者である健康保険の保険料に
ついては、事業主の負担を増やすことができる旨の規定はございます。

 

【B】× 間違い

【問】厚生労働大臣は、納入の告知をした保険料額が当該納付義務者が納付するべき保険料額を超えていることを知ったとき、又は納付した保険料額が当該納付義務者が納付すべき保険料額を超えていることを知ったときは、その超えている部分に関する納入の告知又は納付を、その納入の告知又は納付の日の翌日から1年以内の期日に納付されるべき保険料について納期を繰り上げてしたものとみなすことができる。

【解説】
(厚生年金保険法83条2項
問題文中にある「1年以内」は「6か月以内」の間違いとなります。

 

【C】× 間違い

【問】厚生労働大臣は、厚生年金保険法第83条第2項の規定によって、納期を繰り上げて納付をしたものとみなすときは、事前にその旨を当該納付義務者に通知し同意を得なければならない。

【解説】
(厚生年金保険法83条3項
納期を繰り上げて納付をしたものとみなすことに関する事務手続きは、
納付義務者に事前に通知し同意を得る必要はなく、納付をしたと
みなしたとき(事後)に納付義務者に通知を行えばいいことになっています。

 

【D】〇 正しい

【問】厚生労働大臣は、納付義務者から、預金又は貯金の払出しとその払い出した金銭による保険料の納付をその預金口座又は貯金口座のある金融機関に委託して行うことを希望する旨の申出があった場合には、その納付が確実と認められ、かつ、その申出を承認することが保険料の徴収上有利と認められるときに限り、その申出を承認することができる。

【解説】
(厚生年金保険法83条の2
記述通りで正しいです。

 

【E】× 間違い

【問】事業主は、被保険者に対して通貨を持って報酬を支払う場合においては、厚生労働大臣に申出を行い、その承認を得て、被保険者の負担すべき前月の標準報酬月額に係る保険料(被保険者がその事業所又は船舶に使用されなくなった場合においては、前月及びその月の標準報酬月額に係る保険料)を報酬から控除することができる。

【解説】
(厚生年金保険法84条
事業主が保険料の源泉控除を行う場合、厚生労働大臣に申し出て、
その承認を受ける必要はありません。

なお、事業主は、保険料を控除したときは、保険料の控除に関する
計算書を作成し、その控除額を被保険者に通知しなければいけません。

 

以上から、正解は【D】となります。

この問題は、通常やる勉強の範囲内で、
易しかったと思います。

確実に得点したい問題でした。

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問2 労働基準法
問3 労働基準法
問4 労働基準法 普通
問5 労働基準法
問6 労働基準法
問7 労働基準法 普通
問8 労働安全衛生法 普通
問9 労働安全衛生法
問10 労働安全衛生法
問1 労働災害補償法
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