社労士過去問 平成23年度 労働保険一般常識 第4問 問題と解説

平成23年度 労働保険一般常識 第4問 問題

労働契約法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.労働契約は、労働者及び使用者が、就業の実態に応じて、均衡を考慮しつつ締結し、又は変更すべきものとされている。

B.労働者及び使用者は、期間の定めのある労働契約に関する事項を含め、労働契約の内容については、できるだけ書面により確認するものとされている。

C.使用者が就業規則の変更により労働条件を変更する場合において、変更後の就業規則を労働者に周知させ、かつ、就業規則の変更が、労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情に照らして合理的なものであるときは、労働契約の内容である労働条件は、労働契約法第10条ただし書に該当する場合を除き、当該変更後の就業規則に定めるところによるものとされている。

D.労働者に在籍出向を命じる場合において、使用者の当該命令は、当該労働者の個別の同意を得た上で、当該出向が、その必要性、対象労働者の選定に係る事情その他の事情に照らして、権利を濫用したものと認められない態様で行われた場合のみ有効であるとされている。

E.使用者は、期間の定めのある労働契約について、その労働契約により労働者を使用する目的に照らして、必要以上に短い期間を定めることにより、その労働契約を反復して更新することのないよう配慮しなければならないとされている。

 

 

 

平成23年度 労働保険一般常識 第4問 解説

A. 〇 正しい

【問】労働契約は、労働者及び使用者が、就業の実態に応じて、均衡を考慮しつつ締結し、又は変更すべきものとされている。

【解説】
労働契約法3条2項
記述の通りです。

 

B. 〇 正しい

【問】労働者及び使用者は、期間の定めのある労働契約に関する事項を含め、労働契約の内容については、できるだけ書面により確認するものとされている。

【解説】
労働契約法4条2項
記述の通りです。

問題文の書面による確認の範囲については、労働基準法15条1項により
労働条件の明示が義務付けられている労働契約締結時より広い
ものとされています。

 

C. 〇 正しい

【問】使用者が就業規則の変更により労働条件を変更する場合において、変更後の就業規則を労働者に周知させ、かつ、就業規則の変更が、労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情に照らして合理的なものであるときは、労働契約の内容である労働条件は、労働契約法第10条ただし書に該当する場合を除き、当該変更後の就業規則に定めるところによるものとされている。

【解説】
労働契約法10条
記述の通りです。

なお、就業規則の変更による労働条件の変更については、労働者の不利益となる
場合についても適用があります。

 

D. × 誤り

【問】労働者に在籍出向を命じる場合において、使用者の当該命令は、当該労働者の個別の同意を得た上で、当該出向が、その必要性、対象労働者の選定に係る事情その他の事情に照らして、権利を濫用したものと認められない態様で行われた場合のみ有効であるとされている。

【解説】
労働契約法14条
使用者が労働者に出向命令をするに当たっては、その出向命令の必要性、
対象労働者の選定にかかわる事情その他の事情に照らして、その権利を
濫用したものと認められる場合には、その命令は無効とされますが、

労働者の個別の同意を得ることは、法律上の要件としては定められていません。

 

E. 〇 正しい

【問】使用者は、期間の定めのある労働契約について、その労働契約により労働者を使用する目的に照らして、必要以上に短い期間を定めることにより、その労働契約を反復して更新することのないよう配慮しなければならないとされている。

【解説】
労働契約法17条2項
記述の通りです。

使用者が一定の期間にわたり労働者を使用しようとする場合には、
その一定の期間において、より短期の労働契約を反復更新するのではなく、
その一定の期間を契約とする有期労働契約を締結するよう配慮しなくては
なりません。

 

以上より、正解はとなります。

この問題については、正誤の判断は
ラクにできたものと思います。

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